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風性常住Vol.4 本日のテーマは、ホームページのトップに掲げた“共に生きる”です!

2023年02月05日

きょうの写真は、ショートとエンジョイ利用者です。毎回、必ずブランコに乗りに行きます。ショートの時は、必ず、朝7時です。そして、最高地点で、手を離します。これは、“空を飛ぶ”行為なのだと思います。

 

私たちの法人では、“共に生きる”基本は、対等な人間関係から生まれるものと考えています。これは、30年前、神奈川ネットワーク運動で学んだものです。

法人紹介で「地域に足りないサービスを自分たちで作る」運動を神奈川県内で繰り広げたことを紹介しましたが、まさに、利用者と対等な立場で、サービスを提供する事業を、主婦たちが立ち上げて行きました。

子どもと大人、部下と上司、障がい者と健常者、利用者とサービスを提供する者、それらは対極にいるように思えて、そうではありません。それぞれが、心地よい時間と空間を共有することこそ、“共に生きる”基本です。信頼関係がなければ、それらを築くことができませんし、言葉を変えれば、それは“愛”とも言えます。

 

ほっとハウス星ケ谷には、知的障がい者の方々がたくさん来られます。それぞれの個性、特性が違います。同じ“やってはダメ”と伝えるにも、それぞれに応じた“やってはダメ”が必要です(そもそも、そうならないような手立てが必要な場合も想定できます)。どう伝えるかが、知的障がい者への福祉の基本だと思います。“愛”がなければ、それは伝えることができません。

“共に生きる”ために、対等な者同士が時間と空間を共有しているのが、ほっとハウス星ケ谷だと思います。そんな社会を目指すという思いを込めて、掲げたトップテーマです。(原口洋子)